意外に高利回り国民年金
国民年金を利回り(利回りといえるかはわかりませんが)で考えてみました。
「総支払額に対して、年間どのくらいの収益率を得られるか。」で、考えてみます。
国民年金の保険料は、令和元年度は、月額16,410円、年間で196,920円です。保険料が40年間変動がなかったと仮定して、(実際には保険料には変動がございます。)
196,920円×40年間=7,876,800円(保険料の総支払額)
老齢基礎年金の受給額は、40年間払い続けたとして、令和元年度は、年間780,100円。(これも実際には受給額には変動がございます。)
780,100円÷7,876,800円×100=9.90%
なんと、仮定の条件がございますが、国民年金は、9.9%の高利回りの金融商品とみることができます。(実際には、保険料、受給額とも毎年変動があり、また加入年数、未納期間、免除期間等、個人のかたの加入条件でも変わってきます。)
あくまで、保険料、支給額とも仮定の話ですが、参考にはなると思います。
また、日本年金機構の国民年金保険料の変遷から、昭和50年4月から平成27年3月の40年間の国民年金の支払額は、4,773,720円。
平成31年4月に受給資格を得て支給されたとすると、
780,100円÷4,773,720円×100=16.34%となります。
現在、国民年金の受給者で40年間支払いを続けたかたは、かなりの高利回りと言えます。