iDeCoを利用しよう。

iDeCo(イデコ)の話題が、メディアでもよく出ています。

 iDeCoとは、なんぞやと思う方もいらっしゃると思いますが、個人型確定拠出年金と言えばなんとなくわかると思います。
最近、カタカナやアルファベットが多くて、ネットや新聞をみてもよくわからない単語が多くて困ります。

 イノベーションとか言われても、モチベーションの一種かと勘違いするかたはいらっしゃらないとは思いますが、私はわからないのでウイキペディアで調べたら、新機軸とか新しい活用法のようです。ようは革新ね。と、勝手に理解しました。

 さて、iDeCoですが、簡単に言えば個人年金です。公的年金だけでは、賄い切れない分をこの個人年金で補いましょうという理解でいいと思います。

iDeCoのメリットは、

掛け金全額所得控除

・運用益は非課税。

・受け取る時は、公的年金等控除退職控除が受けられます。

iDeCoにかかる費用

1、新規から掛け金の納付まで。

・新規加入時に2,829円

 これは初回のみ。国民年金基金連合会に掛け金から支払います。

2、iDeCoを運営中

・掛け金の納付時に毎回105円以上。

 以上とあるのは国民年金基金連合会分は105円。あとは金融機関によります。例としては66円ぐらい。

・運営管理手数料0円以上。

 以上とあるのは金融機関によっては0円のところもあるからです。

・移管時手数料。

 これは、今までのiDeCoの口座を他の金融機関に移す場合です。移さなければかかりません。金額は金融機関によります。

・還付手数料1,048円以上。

 法定拠出限度額を超えてしまった、加入資格がなかった等の場合の還付です。以上とあるのは、国民年金基金連合会は、1回1,048円あとはその金融機関によります。

・信託報酬等。

 運用商品に投資信託を選んだ時にかかります。金額は、金融機関の投資信託によります。目論見書でご確認ください。内訳として、

 販売手数料・・・0円のもございます。選んだ投資信託によります。

 信託報酬額・・・選んだ投資信託によりますが必ずかかる費用です。だいたい0.1%

         から2%ぐらいが多い。

 信託財産留保額・・・0円のもございます。運用している投資信託を売却して別の

           運用商品に変えた時などにかかります。

3、給付

 実際に給付を受けるときにかかります。1回につき440円です。

iDeCoの運用商品

1、投資信託

 元本保証はございません。株式型、債券型、バランス型がございます。販売手数料、信託報酬額、信託財産留保額を考慮して選びましょう。

2、定期預金型

 元本確保型です。ただ、上記記載のiDeCoの新規加入料、掛け金納付手数料、運営管理手数料がかかります。(毎月5,000円拠出しても、5,000円そのものが元本として確保されるものではなく手数料等が差引かれた残りが積立てられるという意味です。)金利が低い今の時代では、選びにくい商品です。

3、損保型

 元本確保型です。ただ、上記記載のiDeCoの新規加入料、掛け金納付手数料、運営管理手数料がかかります。(毎月5,000円拠出しても、5,000円そのものが元本確保されるものではなく手数料等が差引かれた残りが積立てられるという意味です。)金利が低い今の時代では、選びにくい商品です。

4、生保型

 元本確保型です。ただ、上記記載のiDeCoの新規加入料、掛け金納付手数料、運営管理手数料がかかります。(毎月5,000円拠出しても、5,000円そのものが元本確保されるものではなく手数料等が差引かれた残りが積立てられるという意味です。)金利が低い今の時代では、選びにくい商品です。

iDeCoは、投資信託と元本確保型の商品との組合せも可能です。

iDeCoに加入できないかた

・農業者年金の被保険者

・国民年金の保険料免除者(一部免除も含みます)

・勤務先企業で企業型確定拠出年金加入者で企業型確定拠出年金規約で個人型同時加入

 を認めていない場合。

・60歳以上のかた。

・国民年金未納のかた。

ざっとですが、iDeCoについて説明してみました。iDeCoの最大の魅力は、iDeCoのメリットでもご紹介しましたが、税金面の優遇です。

 税金面の優遇と運用損益、負担手数料の額を考慮して、加入するかしないかを決められてみては如何でしょうか。